来月9日まで映像・漫画・自作曲など受賞作28点をオンライン・オフラインで展示
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日帝強占期、日本軍慰安婦が経験した絶望と苦痛、そしてこれに対する将来の世代の心からの慰めを若者が絵画、演劇、音楽などで解いた作品展が来月9日までにオン・オフラインで行われる。写真は奨励賞を受賞したユ·ソジョンの「安息」。2020.11.29

日帝強占期、日本軍慰安婦が経験した絶望と苦痛、そしてこれに対する将来の世代の心からの慰めを若者が絵画、演劇、音楽などで解いた作品展が来月9日までにオン・オフラインで行われる。
女性家族部は、今年の6~10月に「日本軍慰安婦被害者関連青少年作品公募展」を行った結果、合計893点が寄せられ、このうち優秀作28点を選定して展示すると29日に明らかにした。

映像・音楽部門最優秀賞は慶尚南道梁山市の熊上青少年放課後アカデミーの「アウンダウン」チームが受賞する。慰安婦被害者問題は、誰もが共に記憶しなければならない宿題というメッセージを込めて「休みの宿題」という映像を製作した。

アウンダウンチームは慶尚南道梁山市の大雲小学校のイ・ドギョン、イ・サンユン、柏洞小学校のクォン・ヨンジュン、クォン・ジュンチェ、西倉小学校のキム・ユナ、ギム・ミナ、熊上小学校のクァク・ミンヨンの7人の生徒で構成されている。

毎年開催されるコンペティションで小学生の参加者が映像・音楽の分野で国務総理賞の最優秀賞を受賞するのは今回が初めてだ。
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女性家族部の「日本軍慰安婦被害者関連青少年作品公募展」で、映像・音楽部門最優秀賞(国務総理賞)を受賞した慶尚南道梁山市の熊上青少年放課後アカデミーの「アウンダウン」(右写真)の「休みの宿題」。2020.11.29

国務総理賞美術・デザイン部門は釜山景園高校のクォン・ソヒェが受賞する。「蝶」というタイトルの漫画で慰安婦被害者を「翼の折れた蝶」と表現した。また、全世界に被害事実を証言する姿を「飛び立つ蝶」として描き、被害者の勇気を応援して支持するという意を込めた。

クォン氏は「翼は折れたが、これを克服して鉄格子を突き抜けて飛び立つ蝶を通じ、彼女(被害者)たちの願いは叶うという慰めと支持の気持ちを伝えたかった」とし「今後の若い世代である青少年が自発的に歴史を探索し、解決していくことができるよう、さらに多くの活動の機会を提供されたらいいだろう」と述べた。
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女性家族部の「日本軍慰安婦被害者関連青少年作品公募展」で、美術・デザイン部門の最優秀賞(国務総理賞)は釜山景園高校のクォン・ソヒェ(右)の漫画作品「蝶」が受ける。2020.11.29

映像・音楽部門の優秀賞にはカン・ジフン、カン・ソンフンの「念願、もし戦争がなかったなら」という作品が選ばれた。

被害者たちが戦争を経験していない状況を前提に、幸せな家庭を築いて職場生活を送る姿を描き被害者を応援すると同時に、戦争の暴力性を告発した。

美術・映像部門では被害者のおばあさんが少女時代の自分と一緒に里帰りする姿を描いたパク・ジュンピョの「里帰り」が優秀賞に選ばれた。
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女性家族部の「日本軍慰安婦被害者関連青少年作品公募展」の受賞作、カン・ジフン、カン・ソンフンの「念願、もし戦争がなかったら」2020.11.29.

被害者の少女が韓国の国力を意味する虎に乗り、花が咲いた野原を走る姿を描いたユ・ソジョンの「安息」は奨励賞を受賞する。

作品は、国家が被害者と国民を守り、国民は慰安婦問題を一つずつ正し、被害者の魂が永遠の安息を見つけられるよう願いを込めた。

映像・音楽部門の奨励賞は、被害者の痛みを真実の姿勢で記憶することが我々の責任という内容を自作曲で表現したTTLチームが受賞する。

女性家族部は、最優秀賞受賞者に国務総理賞と賞金200万ウォンを与える。優秀賞には、副総理賞と賞金100万ウォンを、奨励賞受賞者には女性家族部長官賞と賞金30万ウォンを授与する。

作品は公募展ホームページ(www.herstorycontest.com)で30日午後から観覧することができる。来月1日からは、ソウル地下鉄5・6号線孔徳駅2階の空港鉄道乗り換え通路で直接見ることができる。
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女性家族部の「日本軍慰安婦被害者関連青少年作品公募展」受賞作であるパク・ジュンピョの「帰郷」。2020.11.29