韓国的表現主義の巨匠、独立運動家や慰安婦の痛みを込めた作品を展示 : 韓国的正義

韓国的表現主義画家クォン・スンチョルが、4年ぶりの個展に戻ってきた。

ソウル鍾路区平倉洞のガーナアートでクォン氏の個展「痕跡（trace）」が12月20日まで開かれる。

無題

イエス

韓国近現代史に関心を持ち、絵画作業を展開してきた代表的な作家だ。時代の痛みと個人の悲しみを昇華させる世界観を構築してきた。クォン氏は韓国の山と川、韓国人の魂がにじみ出る韓国人の顔を強烈な筆跡で表現してきた。

今回の展示は、2016年の大邱美術館での個展以来4年ぶりで、絵画32点、テラコッタ19点の計51点を紹介する。作品は、過去50年以上の「痕跡」を示すという意志が込められたものであり、韓国人の生活と歴史に関与した事件と人物のイメージを盛り込んだ。イエスの形状、独立闘士の尹奉吉、柳寛順、安重根の顔、東学農民運動の義兵全ホン準、慰安婦の顔と手、白頭山と漢拏山の顔と花などをキャンバスにおさめた。

尹奉吉

全ホン準

特に大きく3つのセクションに分かれたスペースでは、第2展示場のほとんどを日本軍「慰安婦」で構成している。日帝強占期の歴史に埋もれた個人の傷と痛みを表わし、戦争後もまともな処遇を受けられないまま放置され忘れられる存在、痛みの時代を生きてきた人々と生き残った人々を再び呼び出し、未解決の痛みをキャンバスに盛り込んでいる。