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昨年6月10日、ソウル鍾路区中央高等学校大講堂で開かれた第93回6・10独立万歳運動記念式で、生徒が万歳三唱をしている。

1926年に学生を中心に起こった独立運動「6・10万歳運動」が国家記念日に指定された。1919年3・1運動の精神を継承した6・10万歳運動は、1929年11・3光州学生運動と共に3大独立運動に挙げられる。
国家報勲処は8日、このような内容を盛り込んだ「各種記念日などに関する規定」の一部改正案が同日、国務会議で議決されたと述べた。国家記念日に指定されると、政府主管の記念式と全国単位の行事が開かれる。ただし、6月10日が祝日に指定されたわけではない。

6・10万歳運動は1926年4月25日、大韓帝国の皇帝、純宗が他界すると、彼の葬式日に合わせて、植民地支配に抵抗した運動である。その年の6月10日、従順の葬列が通るところに学生市民がビラを撒き太極旗を振った。「大韓独立万歳」を叫んだこれら200人は現場で逮捕され、火付け役の11人は実刑を宣告された。これは全国55校の学生が同盟休学をする抵抗運動につながった。

6・10万歳運動は、社会主義と民族主義者の一部が互いに意を集めて新幹会を作ることに影響を及ぼした。また、抗日学生運動である「学生読書会」が全国的に拡大する契機となった。

2018年、6・10万歳運動を記念日にすべきという決議案が国会に初めて提出された後、社団法人6・10万歳運動記念事業会の創立と関連学術大会が続いた。

6・10万歳運動記念事業会のラ・ジョンイル会長は、「 6・10万歳運動は、日帝の意図的な歪曲と卑下、そして我々の疎かさで正しく評価されなかった」とし「晩時之歎の感があるが、政府の国家記念日指定を契機に6・10万歳運動の真の姿を見つけてほしい」と述べた。

ソース:http://naver.me/FDmvjyXZ
2020.12.08 11:42|京郷新聞