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昨年11月、ソウル鍾路区旧日本大使館前で開かれた日本軍性奴隷制問題解決に向けた定期水曜デモで発言しているフィリピン人日本軍慰安婦被害者のナルシサクラベリアおばあさん。

被害者の継続的な証言と懇願、謝罪要求にもかかわらず、慰安婦被害者問題の解決は「女性国際戦犯法廷」が開催されてから20年が過ぎた今もなお、現在進行形である。
旧・日本軍の慰安婦性暴力問題を扱った「女性国際戦犯法廷」の開催20周年を記念する国際シンポジウムが12日、オンラインで行われた。

アジア各国の非政府組織(NGO)が主催した女性国際戦犯法廷は、2000年12月8~12日に東京で開かれた。この法廷は、日本の慰安婦制度が当時の国際法に違反する犯罪と判断し、太平洋戦争終戦後、極東軍事裁判(東京裁判)で起訴されなかった昭和日王(1926~1989)に人道の罪責を問うて有罪を言い渡した。

共同通信によると、コロナ19のためにオンラインで行われたこの日のシンポジウムの参加者は、女性国際戦犯法廷から20年が過ぎても慰安婦問題が解決されないまま人種差別とハラスメントが絶えない点を指摘しながら、男女みんなが共に声を高めなければならないと訴えた。

韓国の慰安婦被害者イ・オクスンおばあさん(93)は、「戦時中の日本兵に強制的に慰安所に連れて行かれた。抵抗すれば殴られ、病気の状況でも強姦された」と証言して日本政府の謝罪を要求した。フィリピン人慰安婦被害者であるナルシサクラベリアおばあさん(88)も「日本軍人に親と兄弟が殺され、飢餓の中で毎晩強姦された」と泣きながら証言した。

女性国際戦犯法廷の首席検事を担当したオーストラリア人の法律家ウスティニア・ドルゴポル氏は、「この運動は人種差別と奴隷制、植民地主義を糾弾するという点で、黒人差別に反対する”黒人の命も大事だ”運動と似ている。同じ差別が今も続いている」と日本政府の完全な賠償と謝罪を繰り返し要求すると述べた。

ソース:http://naver.me/xxa3ZF7c
2020.12.14 11:37|釜山日報