慰安婦被害者、故パク・スクイおばあさんの写真集を管内の学校に伝達
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南海教育庁教育長がミ・チョッチョ校長に伝達する様子

南海教育支援庁10日、愛国教育の一環として、南海女性会と提携して日本軍慰安婦被害おばあさんを忘れないという意を込めて、故パク・スクイおばあさんの写真集「おばあさんをお願い」を管内の小中高校の伝達した。

この事業は、成長過程の生徒に南海の日本軍慰安婦被害者(故パク・スクイおばあさん)の歴史的事実を正しく知らせ、平和の大切さを呼び覚ますと共に、人権意識を増進させることを目的として計画した。

この本には、強制連行された16歳の少女が95歳のおばあさんになって聞かせる言葉と心がそのまま記録されている。

おばあさんは南海郡古県面で生まれ、16歳の時、従兄弟のお姉さんと貝を採りに行った時、日本軍人に強制拉致され、上海の慰安所で6年間生活した。その後帰国し、日本軍慰安婦被害者として登録した後の4年の活動が詳細に収録されている。写真の中では特にホウセンカで色染めをするおばあさんの姿がとても明るく純粋に見え、見ている人の胸にひびく。

アン・ジンス教育長は、「おばあさんをお願いという写真集を通じて、生徒が故パク・スクイおばあちゃんの痛みを忘れず、再びこのような残酷なことが起きてはならないという歴史的な教訓を得てくれたらと思う。さらに、パク・スクイおばあさんの魂を少しでも癒やすことができる実践的な方案を用意し、日本軍慰安婦被害者の教育にも惜しみなく行・財政的支援をしたい」と語った。

南海では毎年、故・パクスクイおばあさんと日本軍慰安婦被害者を称える文化祭を南海女性会主催で開いている。南海の若者たちが一緒に参加する人権・平和文化祭となっている。来年もコロナ19の状況が好転すれば文化祭を継続する予定だ。

ソース:http://www.newsgn.com/295704
2020/12/13|ニュース慶南